11月19日(日)、すみよい今津をつくる会メンバーは、佐賀市南部にある「東与賀干潟(ひがしよかひがた)」を視察してきました。
東よか干潟は、佐賀市南部の有明海湾奥部に広がる泥の干潟です。
有明海の干満差は最大約6mと日本最大で、干潮時は見渡す限りの広大な干潟が姿を現します。
渡り鳥であるシギ・チドリ類の渡来数は日本一を誇り、絶滅危惧種を含む水鳥類の国内有数の中継地・越冬地となっています。また、干潟には、ムツゴロウやワラスボ、シオマネキなど、泥干潟特有のユニークな生きものが多く生息しており、これからの今津干潟の保護活動に生かすことが、視察の目的です。
現地で、広大な干潟を双眼鏡で観察したり、展示館で学習したりしました。また、ガイドさんに環境保全に関するお話を伺いました。
東与賀干潟は2015年、国際的に重要な湿地として「ラムサール条約湿地」に登録されています。ガイドさんの話では干潟の環境保全は佐賀県や佐賀大学の尽力が大きいそうです。
今津干潟は東与賀干潟に比べると規模こそ違いますが、クロツラヘラサギ、ツクシガモなどの珍鳥のほか、カモ、サギの仲間など多くの野鳥が渡ってくる水鳥の宝庫です。また、カブトガニの産卵地でもあります。今津干潟の環境保全には福岡市の更なる力が必要であることを痛感した視察研修でした。
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